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災後一カ月で困ったことの第一位は・・・?

災後一カ月で困ったことの第一位は・・・?
東日本大震災で、市内86%が液状化被害のあった浦安市民のアンケート結果
これは知っていていただきたいです。

■トイレ問題
首都直下型地震の後149万人がトイレ難民になると言われています。
まずは、東日本大震災の被災地の宮城県のアンケート結果をご紹介します。
災害時でも、排泄は待ったなしだと思いました。
東日本大震災のあと何時間でトイレに行きたくなりましたか?という質問に、
3時間以内にトイレに行きたくなった人は31%
6時間以内は67%の回答
災害時といえども、排泄はがまんすることができないですよね!
(宮城県気仙沼市の小学校の保護者36名に聞いた結果です。)

それでは、浦安市での「震災復興に関する市民アンケート」の結果(回収数 1,486 人)

最も多かった困ったことは、生活用水もなのですが、トイレがずっと使えなかったことです。

①「上下水道が使えなくなった」 83.0%
② 食料品の確保に苦労 51.7%、
③ ガスが使えなくなった30.8%、
④ 帰宅困難となった29.7%、
⑤ 停電(計画停電を除く)19.5%
やはり簡易トイレセットの準備は必要です。

岡部の家もそうでした・・・
被災後、我が家もトイレの排水管の使用できなくなり、排泄物を捨てることもできず、ベランダで保管しなければならないという生活を強いられました。

この経験をもとに、災害時の非常用トイレ備蓄の必要性についても積極的に導入を啓発してきました。
しかし、携帯用トイレの備蓄を進めるものの、既存の携帯用トイレやビニール袋ではニオイを遮断することができませんでした。
もしも真夏に大震災が発生したら・・・と思いつつも、排泄後のニオイ問題については半ばあきらめていたのです。
そんな中、様々な携帯用トイレを試していたところ、赤ちゃんのおむつの処理袋として発売していた「驚異の防臭素材BOS」に出会いました。

実際に排泄物を入れて数日間放置してみたところ、その存在に気付かないほど全く臭わないという結果に驚き、以後、災害備蓄用のトイレとして「BOS」をみなさんにおすすめしています。
人工肛門を付けている人が使う医療用に開発された袋です。
臭わないわけですよね。

■岡部梨恵子さん:防災アドバイザー・防災士
東日本大震災、86%が液状化現象の被害を受けライフラインが停止した千葉県浦安市
在住。その過酷な体験から防災に取り組むようになる。
防災士、ファイナンシャルプランナー、整理収納アドバイザーなど多様な資格を生かし、雑誌・テレビなど出演多数。家庭における防災備蓄の大切さを全国で講演。
「主婦目線でわかりやすい!実践しやすい防災」が評判となる。東京都の防災ブックの発案者。主婦層に絶大な人気を博している。近年は、企業、行政からの依頼も多い。

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2023/3/6
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